医療法人誠心会

神奈川病院

もの忘れ外来について

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アルコール依存症について

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入院のご案内

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入院相談

医療相談室にてご相談を承っております。事前にお電話でご連絡ください。お困りになっている症状をおうかがいした上で入院予約等をすすめて参ります。

入院手続きに必要なもの

入院診察後に、入院の手続きを行っていただきます。

下記のものを入院の手続き時にご用意ください。

  • ・健康保険証
  • ・各種受給者証
  • ・各種認定証
  • ・診療情報提供書(紹介状 : ※他の精神科にかかっている方は必ず必要になります)
  • ・印鑑(本人、家族等)
  • ・保証金¥70,000(退院時に返金します)
  • ・お薬手帳

入院中の持ち物

※病衣類、タオル類、日用品、オムツは入院セット(レンタル)をご用意しております。

【2A・2B病棟】

洗面用具・入浴用品・プラスチック製コップ2つ・電池式シェーバー(男性)・生理用品(女性)・日常品・下着・上履き・運動靴・爪切り・マスク・他科で処方されているお薬など
※日中は病衣ではなく普段着で過ごしていただきます。3~4組ご用意ください。
※病衣、タオル類、シャンプー、石鹸は入院セット(レンタル)をご用意しておりますので、そちらをご利用ください。

【3階病棟】

上履き(バレーシューズなど)・上着(カーディガンなど前開きの物)・その他必要品(入れ歯・眼鏡・補聴器など最低限の生活 必要品で管理可能なもの)・電池式シェーバー(男性)・爪切り・他科で処方されている薬など
※病衣、タオル類、シャンプー、石鹸は入院セット(レンタル)をご用意しておりますので、そちらをご利用ください。


面会について

面会時間

【2A・2B病棟】

時間帯:14:00~16:00(平日・土日祝日)※予約不要

時間制限:30分まで

面会人数:原則として親族・施設/行政職員5名まで

場所:病棟面会室または1F待合室

飲食可、マスク着用

【3階病棟】

上記に加えて、事前に病棟へご連絡ください。


個人情報保護法に基づき、入院の有無や病棟などのお問い合わせにはお答えすることができません。
面会に来られる方には、あらかじめ患者さんやご家族から病棟などの連絡をお願い致します。

なお、病状によっては、医師の指示で面会を制限させていただくこともあります。


入院費について

お支払い受付時間

平日 9:00~16:00

健康保険法で定められた料金で計算いたします。入院費は月末締めで、お支払いは翌月の8日以降にお願いしております。

月の途中でご退院される場合には、退院日にご精算をお願い致します。また、リース料金、室料差額等は保険外費用になります。

入院セットレンタル料金

2A・2B病棟 ¥350+税(他のオプションも有)

3F病棟 ¥2,150+税(他のオプションも有)

個室料金 日額 ¥5,500(税込)

2床室 日額 ¥2,200(税込)

4床室 日額 ¥1,100(税込)

心理教育プログラム

当院では、精神科の病気についての心理教育的アプローチを、開院当初から積極的に取り入れております。

精神科の病気を抱えた患者さん・ご家族が、主体的に治療に参加し、その病気を受けとめ、社会生活の中で前向きな気持ちや幸せを感じ、生活の質を高めながら生きていけるように…
医師・看護師・作業療法士・臨床心理士・精神保健福祉士など、多職種でチームを組み、病院全体とし力を入れて取り組んでおります。

心理教育プログラム

■患者さん向け

アルコール症:集団精神療法、ミーティング、メッセージ(MAC・RDP・AA・断酒会)、あすなろ、認知行動療法等

■ご家族向け

アルコール症  :「アルコール家族教室」

統合失調症   :「さくらの会(家族教室)」

自助グループ  :アルコール症回復者のつどい「秋桜の会」(OBと職員の交流会)(休止中)

ARP

入院中のアルコール依存患者さんのためのプログラムです。

当院では、医師、看護師、臨床心理士、精神保健福祉士、作業療法士、栄養士等の多職種により治療プログラムを実施しています。 治療プログラムを通して、これまでの飲酒問題に対する洞察を深めていきます。また、疾患に対する正しい知識を得て、アルコールを飲まない生活や回復のイメージをつかむことで、これからの断酒生活の土台を作っていきます。

・認知行動療法:飲酒や飲酒問題に対する認知(とらえ方、考え方、価値観)を患者さん自身で検討し修正することで、行動や生活を改善してくことを目的としています。

・集団精神療法/ミーティング:自分の経験や気持ちを率直に話し、他者の話を聞くことで、自らの飲酒問題を振り返り、受け入れ、断酒への動機付けを高めることを目的としています。

・あすなろ:身体を動かすことで身体の回復を促進し、仲間としらふで過ごす楽しさを共有します。

・AAメッセージ/MACメッセージ:外部の自助グループや施設を利用している回復者に、自らの体験を語ってもらいます。

アルコール家族教室

アルコール依存症の治療と回復には、ご家族の病気への正しい理解とちょっとした対応のコツが必要です。
そして、ご家族自身も傷ついて疲れた心を癒し、回復までの長い道のりを乗り越えるためには、適切な相談相手と仲間が必要です。
病気や治療、対応方法、社会資源などをテーマにした講義やグループワークをおこなっています。
<対象>
・アルコール依存症で当院通院・入院中の患者さんのご家族
・治療につなげる方法などで困っているご家族
<日時・費用>
毎月第1火曜日 13:30~15:30 ※祝祭日等で変更の場合あり
費用:500円/家族(初回無料)
<場所>
3階 管理棟

ひまわりの会

病気の原因や症状、治療の経過、再発予防や社会資源等について学びます。
また、それぞれの患者さんの思いや体験等を安心して分かち合える時間を設け、患者さんご自身が主体的に治療に向き合える事を目的としたプログラムです。
多職種チーム(医師、看護師、作業療法士、臨床心理士、精神保健福祉士)で運営をしています。
<対象>
統合失調症、あるいはそれに近い症状で当院(2A・2B病棟)に入院中の患者様
<日時・形式>
毎週木曜日 13:30~14:30
偶数月の第1木曜日、祝日が重なった際はお休み
全6回の講義を1クールとして毎週行っています
<場所>
2A病棟 集団療法室

TRYの会 ※デイケアプログラムです

「お酒をやめたいけどやめられない」「依存症ってどんな病気かよくわからない」「自助グループは緊張して苦手」そういったことでお悩みの方向けの外来プログラムです。
アットホームな雰囲気で、仲間と正直な気持ちを分かち合いながら飲まない生活を目指します。
<対象>
・アルコール依存症で当院通院中で、自助グループに通うことが難しい患者さん
<日時・費用>
毎週水曜日 13:00~14:30
費用:デイケア(ショートケア)としての費用があります
*各種保険・自立支援医療制度が利用できます。
<場所>
デイケア 2階作業療法室①

さくらの会

さくらの会(家族教室)

統合失調症で当院に入院、通院の方、当院デイケア在籍中の方、のご家族を対象にした会です。
全5回/クール 毎月第2土曜日の午後2時間 (講義+懇談会) 2,000円/クール

病気や治療について学ぶ“基礎コース”/社会資源について学ぶ“社会資源コース”/対応の仕方などについて学ぶ“応用コース”があります。

懇談会では、ご家族同士で気持ちを分かち合い、また問題の解決策を見出す場として参加していただいています。患者さんの再発を防ぐとともに、ご家族の負担が軽減し、健康的な生活が送れるようになることに役立ちます。

作業療法(OT)について

OTの作品

神奈川病院では、入院治療の一環として精神科作業療法 (occupational therapy)を行っています。

生活リズムを整える、人づきあいを改善する、集中力持久力をつける、意欲低下を防ぐなどの目的で行う治療です。

内容は塗り絵や書字、集合カレンダー作成、大人のIQテストなどのプリント類や、卓球、ストレッチ、エアロビ、音楽療法、カラオケなどです。

心と体を一緒に健康にする効果があります。

修正型電気けいれん療法(m-ECT)

神奈川病院では、令和6年10月より、修正型電気けいれん療法(m-ECT)を施行しております。これにより、重症や治療抵抗性のうつ状態、昏迷状態、急性錯乱状態などに対し、迅速かつ強力に対応できます。


<電気けいれん療法(ECT)、修正型電気けいれん療法(m-ECT)とは>

電気けいれん療法(ECT: Electroconvulsive Therapy)とは、頭皮に通電して脳を電気的に刺激する治療法です。脳内に発作を誘発し、様々な精神症状を改善します。

現代の方法では、麻酔科医の全身管理のもと、静脈麻酔により患者様が眠っている間に施行されます。筋弛緩薬を使用することで、大きなけいれん発作を発生させることなく治療が行えます。
この施行方法を、修正型電気けいれん療法(m-ECT: modified ECT)と言います。


<m-ECTが有効な病態>

昏迷状態、うつ状態、急性錯乱状態、幻覚妄想状態など、多くの病態に有効です。特に、拒食や自殺の危険性のために患者様の生命・身体に危険が及んでいる状態に対し、しばしば高い効果を発揮します。
治療抵抗性のうつ病、双極性障害、統合失調症、統合失調感情障害、強迫性障害などに対しても効果を示します。


<m-ECTの安全性>

m-ECTは、静脈麻酔薬および筋弛緩薬を使用すること、頭部に通電をすることから、しばしば危険な治療と誤解されがちです。しかし実際は、薬物療法より安全な場合が多くあります。
特に、向精神薬の副作用が出やすい高齢者においては、しばしば薬物療法に優先して推奨されます。もちろん、m-ECT特有の副作用(施行後の頭痛や一過性の記憶障害など)が出現することもあるので、m-ECTと薬物療法のどちらを優先すべきかを、医師とよく話し合って決定する必要があります。


<m-ECTの施行頻度、治療に必要な期間>

m-ECTは麻酔を必要とするため、入院中に行われます。当院では原則週2回のペースで治療します。
総治療回数は、多くの場合、8回から12回程度です。12回行う場合、術前検査と合わせ、7週間程度の治療期間を要します。


<m-ECTの治療効果>

m-ECTの治療効果は高く、術前の診断が正しい場合、8割を超える確率で効果を示します。
治療効果の面での唯一の問題は、効果が持続しない場合があることです。原則的に入院中にしかできない治療であり、治療終了後1ヶ月程度で症状が再燃することがあります。
一方で、m-ECTによって軽快した後に薬物療法を施すことで、良好な状態の維持が期待できます。


<m-ECTを希望される場合>

m-ECTは強力な治療ですが、心因性の(心理的な)病態に効果を示さないなど、限界もあります。施行のためには、十分な診察と、それによる正しい診断が必要です。
m-ECTの施行を検討される場合は、まず当院の医療相談室までご連絡ください。

クロザリル(クロザピン)

神奈川病院では、治療抵抗性統合失調症の方に対し、クロザリル(クロザピン)による治療が行えます。


<クロザリル(クロザピン)とは>

クロザリル(商品名。一般名はクロザピンclozapine)は、治療抵抗性の統合失調症に対する治療薬です。一般的な抗精神病薬(統合失調症の治療薬)として、リスペリドン、クエチアピン、オランザピン、アリピプラゾール、ブロナンセリン、パリペリドンなどが挙げられますが、これらの薬剤を使用しても十分な効果が得られない、または強い副作用が出現してしまう方がいらっしゃいます。
このような病態を「治療抵抗性」と言います。クロザピンは治療抵抗性の統合失調症に対して比較的高い確率で効果を示します。


<クロザリルの効果>

統合失調症の方で、妄想、幻覚、興奮、攻撃性、意欲低下、病的多飲水などの症状が持続し、通常の抗精神病薬で十分に良くならない場合、クロザリルの投与が検討されます。
通常の抗精神病薬を少なくとも2剤以上、十分量かつ十分期間使用しても症状が改善しなかった方のうちの、概ね半分から3分の2の方が、クロザリルの投与によって改善します。


<クロザリルの副作用>

クロザリルを服用するにあたって、最も注意しなければならない副作用は、血液中の白血球の減少です。クロザリルを服用する患者様のうちの1%程度が、白血球が極端に少なくなる「無顆粒球症」という病態に至るとされています。これを放置してしまうと、重い感染症にかかる可能性が高くなります。
しかし、頻繁に血液検査を行って白血球の減少を早期に把握することにより、このような致命的な病態に至ることを防ぐことができます。実際、国内の治験および市販後調査において、無顆粒球症による死亡例は報告されていません。

クロザリルにより、血糖値が上昇することがあります。しかしこの副作用は通常、一般的な抗精神病薬であるオランザピンに比べて軽度です。
まれではありますが、クロザリルの服用開始後早期に、心筋炎、心膜炎、心筋症などが出現することがあります。入院中の体温測定などにより、早期発見に努めます。


<必要な治療期間>

白血球減少などの副作用に対応するため、製薬会社や厚生労働省が中心となって、CPMS(クロザリル患者モニタリングサービス)という管理システムが作られています。
医師や薬剤師は、検査データやクロザリルの処方量について、即時にCPMSに報告する義務を負っています。

CPMSにより、入院期間は原則18週間以上と定められています。白血球減少症は、ほとんどの症例において、この期間に出現するからです。ご家族と同居されている方の場合は、これより短い期間で退院できることもありますが、退院が早すぎると退院後に危険な副作用が出現する可能性が高まります。通常、概ね3ヶ月以上の入院が必要とお考えください。
入院中・外来通院中を通じ、当初の半年は毎週、次の半年は2週に1回、その後は4週に1回の血液検査が必要です。白血球数や血糖値の値によっては、これより高い頻度で血液検査が必要となる場合もあります。


<クロザリル治療を希望される場合>

クロザリルは効果の高い薬ですが、投与開始のためには、様々な条件を満たす必要があります。前提として、統合失調症が正しく診断されている必要があるので、医師による事前の丁寧な診察が欠かせません。
また、治療抵抗性の統合失調症に対しては、修正型電気けいれん療法(m-ECT)という選択肢もあり(当サイトの別ページをご参照ください)、比較検討が必要かもしれません。
クロザリル治療を検討される場合は、まず当院の医療相談室までご連絡ください。

医療相談室

医療相談室では、精神科ソーシャルワーカー(精神保健福祉士)が、患者様やご家族の様々なご相談に応じております。

お困りのこと、ご不明な点がございましたら、お気軽にご相談ください。

こんなときご相談ください

・どこに相談したらよいかわからない
・外来受診や入院について
・退院後の生活や社会復帰についての心配事
・福祉制度について知りたい
・医療費や生活費などの経済的な問題
・介護保険制度について
・そのほか病院に対する不満、不安、疑問など

ご相談内容についての秘密は必ずお守りします。

相談時間 平日9:00~12:00・13:00~16:30

お電話にて受け付けております。

ご来院の場合は、事前にご連絡いただきますようお願いします。

(神奈川病院代表)医療相談室まで

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