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アルコール依存症について
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* 酒量が増える
以前に比べて、たくさん飲まないと酔わなくなっていく。
* 酒を控えることができない
「ちょっと一杯」のつもりが、つい深酒になってしまう。
* 赤信号でもブレーキが効かない
酒をやめなければいけない状況に追い込まれているにもかかわらず、飲み続けてしまう。
* 連続飲酒になる
いったん飲みだすと、食事もとらずにただひたすら「飲んでは寝る」をくり返し、それが何日間にも及ぶ。
* 家族や友人との関係にひびが入る(約束が守れない・酔って失態を犯す・記憶をなくす など)
* 仕事に支障をきたす(遅刻・欠勤・効率ダウン など)
* からだをこわす(肝機能障害・膵炎・糖尿病・アルコール性認知症 など)
当院は、アルコール依存症臨床医等研修を終了した医師・看護師・精神保健福祉士・臨床心理士やアルコール依存症治療に関して経験豊かなスタッフが連携し、患者さん・ご家族のアルコール依存症からの回復への支援を行っています。
アルコール依存症は、お酒のコントロールができなくなる病気です。「今日は飲まずにいよう」と考えていても、結局飲んでしまった経験はないでしょうか? 入院することで、お酒から離れた環境に身を置くことができます。自分の意志でコントロールすることができない病気ですので、まずは入院して、飲めない状況を作ることが、断酒への最初のきっかけになります。
次にお酒を断つと離脱症状(禁断症状)が出てくる可能性があります。個人差はありますが、異常な発汗や手指の震え、寝つきの悪さ、イライラ、抑うつ気分、けいれん発作等の症状が現れます。不快で自分では解決できないこれらの症状を医療者のもとで、管理治療できます。
離脱症状が安定してきたら、どうお酒を断っていくかについて、学習していく時期に入ります。 当院では、アルコール治療教育プログラム(以降ARP)を実施しています。アルコール依存症という病気についての知識をつけることやお酒が原因となる各種疾患について、今までのお酒にまつわる周囲との人間関係について等、また、これからお酒のない生活をどのようにして作っていくかなどを学習してもらいます。『ARPについてはこちら』
ARPの中では、同じアルコール依存症の仲間たちと話し合うだけでなく、当院では、入院中の仲間たちと話し合うだけでなく、回復された当事者の方々にメッセージを運んでもらっています。回復された先輩方の生の声を聴く機会が持てることも良い経験になります。
回復者の多くが、自助グループ(AA・断酒会)に参加し、仲間とともにお酒のない時間を過ごしています。当院では退院後お酒のない生活を継続していけるように、入院中から自助グループへの参加を勧めています。
入院中のリハビリテーションとして、外出・外泊を繰り返していくことで、実生活のなかで、お酒を断っていく方法を検討していきます。
当院では、患者さんご家族の支援も行っています。入院という機会を作ることで、家族も一時休息をとることが可能になります。患者さんのお酒にまつわる問題で疲れきってしまったご家族の健康を取り戻すことも治療の重要なポイントになります。 また、家族教室を定期的に開催し、同じ悩みや境遇の家族同士が場を共有し、悩みや断酒している喜び等を話し合える場となっています。参加をしてみてはいかがでしょうか。
アルコール依存症臨床医等研修などを修了した医師・看護師・精神保健福祉士・臨床心理士など経験豊かなスタッフが連携し、患者さん、ご家族のアルコール依存症からの回復への支援をおこなっています。 通院では、主治医との個別精神療法を中心に治療を進めながら、抗酒剤などの薬物療法や、看護師・精神保健福祉士との面談、自助グループ等との連携などもおこなっています。 自助グループに通うことが難しい患者さんには『TRYの会』という外来プログラムもあります(※デイケアプログラム)。安心して話せる場で、仲間と正直な気持ちを分かち合い、飲まない生活を目指します。参加を希望される方は主治医にご相談ください。
また、ご家族向けの勉強会も開催しています。『依存症家族基礎教室』『アルコール家族教室』
まだ専門治療につながっていない患者さんを抱えるご家族も参加していただけます。詳しくは医療相談室までお電話にてお問い合わせください。